AIを使うのに勉強はいらない。僕が日常でやっているのは「メール・連絡の下書き」「買い物の比較整理」「やることの整理」「気になったことの即リサーチ」の4つで、これで生活の面倒はけっこう減る。

新機能を追いかけるのも、プロンプトの型を覚えるのもやめた。「面倒だな」「気になるな」と思った瞬間に投げる、それだけで十分だった。

仕事の方ではAIをゴリゴリ使って複数の小さな事業を回している。そうなると、プライベートでAIを使うのも自然と当たり前になった。仕事とプライベートで道具を分けるという発想自体がもうない。

メール・連絡の下書きを書かせる

一番使っているのがこれ。管理会社への問い合わせ、誘いを断る返事、久しぶりの人への連絡。内容は決まっているのに、言い回しを考えるのが面倒で後回しにしがちだった。

やり方は簡単で、「誰に・何を・どんなトーンで」を箇条書きで投げるだけ。敬語が変じゃないか気にしなくていいし、出てきたものを軽く直せば送れる。

指示文の例:マンションの管理会社に、先週から給湯器の調子が悪いので点検をお願いするメールを書いて。丁寧だけど堅すぎない文面で、200字くらい。平日は夜しか在宅できないことも入れて。

コツというほどでもないけど、最初から完璧を求めず「もう少し短く」「もっと柔らかく」と2回くらい返すと大体ちょうどよくなる。書き直しを頼んでも嫌な顔をされないので、人に相談するより気楽。

買い物の比較を整理させる

ロボット掃除機とか電気シェーバーとか、買う前に調べ始めるとレビューサイトを何個も開いて、結局何が違うのか分からなくなって閉じる。あれをやめた。

候補の商品名と自分の条件を渡して、比較表と「この条件ならどれか」を出してもらう。判断そのものは自分でするけど、情報を並べる作業だけ任せる感じ。

指示文の例:一人暮らしのワンルーム(6畳)でロボット掃除機を買いたい。予算は4万円まで、水拭きはいらない、床に物は少なめ。候補は◯◯と△△と□□。価格・吸引力・稼働時間・段差対応を表にして、僕の条件ならどれが無難か理由付きで教えて。

注意点として、AIが出す価格やスペックは古かったり間違っていたりする。だから最後に公式サイトか販売ページで数字だけ確認する。それでも、ゼロから自分で調べていた頃と比べると体感でだいぶラクになった。

やることを整理させる

頭の中がごちゃごちゃしている時、思いついた順にだーっと書き出して「整理して」と投げる。やること・期限・順番に並べ直してくれるので、自分でToDoアプリを整えるより早い。

これは仕事でも同じで、僕は朝一で「今日やること」を喋るみたいにダラダラ書いて、整理された形で返してもらってから動き始めることが多い。

指示文の例:今週やらないといけないことを思いつくまま書く。役所に転出届、歯医者の予約、通販の返品(期限は金曜)、実家に電話、部屋の掃除、保険の書類探し。緊急度と所要時間の目安で並べ替えて、今日やるべき3つを選んで。

ここで大事なのは、整理してもらった後に動くのは自分だということ。AIが整理してくれても、やらなければ何も変わらない。ただ「何から手をつけるか考える」というエネルギーを丸ごと省けるのが大きい。

気になったことを、その場でAIに調べさせる

これは前の3つと少し毛色が違って、「面倒を減らす」というより「気になったら即動く」使い方。仕事でAIを使い込んでるぶん、プライベートでも軽い気持ちで使うのが当たり前になった。

ニュースで見た用語、聞いたことのない制度、ふと気になった雑学。少しでも引っかかったら、爆速でAIに情報を集めさせる。それだけ。

指示文の例:◯◯について、概要と最近の動き、賛否があるならその両方をざっくり教えて。

ここでも大事なのは、事実確認が必要なものはそのまま信じないこと。ただ「気になったことをその場で深掘りできる」というスピード感自体が、生活の中の小さなモヤモヤを減らしてる感覚がある。

任せない方がいいこと

逆に、この4つ以外はあまり任せていない。特にこのあたりは、意識して自分で確認するか、人に聞くようにしている。

  • 医療・法律・お金の判断:体調の相談、契約や税金の判断、お金をどう使うか。質問の下準備には使っても、決めるのは医師や専門家、そして自分。
  • 事実確認が要るもの:店の営業時間、価格、制度の締切、人名や数字。AIは自信たっぷりに間違えるので、そのまま信じない。
  • 自分の言葉で伝えるべき連絡:謝罪とか、大事な人へのメッセージ。下書きは作れても、丸ごと任せると自分でも違和感が残る。

AIは「面倒を減らす道具」であって「代わりに決めてくれる人」ではない。その線を引いておけば、無料プランのままで普通の生活はけっこうラクになる。

結局、これでいい

使い方の本を読むより、「面倒だな」と思ったことを1回投げてみる方が早い。最初の1回はメールの下書きがおすすめ。

うまくいかなくても失うものは何もない。

ちなみに僕は、仕事の方ではもう少し本格的にAIで業務を回していて、小さな会社の仕事をラクにする相談もやっています。生活で「これ便利だな」と感じたら、その延長で考えてもらえれば。